消費者金融

無担保無保証での融資

消費者金融が早くから庶民に受け入れられたのは、あくまでも無担保無保証での個人融
資を貫いてきたことにあります。銀行が担保と保証人に固執しているのとは対照的で、
庶民のニーズを顧みなかった銀行の方針が、逆に消費者金融の成長に寄与したと考えら
れます。

基本的に銀行などの金融機関の融資先は企業や会社です。当然担保と保証人をつけてい
ますが、90年代前半のバブル経済の頃では、不動産が最も安全な資産と考えられてい
たため、金融機関の多くが不動産を担保として融資を行っていました。

個人への融資より企業への融資のほうが、額が大きいだけに利益率も高いわけですが、
結局バブル崩壊によって不動産は暴落し、金融機関は膨大な不良債権を抱えるようにな
ってしまいました。

消費者金融もすべての融資が無担保無保証ではなく、一部では土地を担保とする不動産
担保ローンを取り扱っている会社もありましたが、全体的な比率でみると微々たるもの
で、融資全体の3%にも満たない数字です。

もっとも、こういった無担保無保証の一貫した融資スタイルがあったからこそ、バブル
崩壊後も何らダメージを受けずに済んだといえるでしょう。

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借入審査の迅速化

消費者金融は無担保無保証以外でも、融資に至る時間の短縮化を実現させたことが大き
いです。銀行ローンが融資までに二週間程度要してしまうのに対し、消費者金融はわず
か数時間で審査は終了し、即日融資が可能です。

お金を借りたい人の多くは、今現在お金が必要な状況であるため、早ければ早いほどそ
のニーズに応えることができます。そういったニーズの応えたのが消費者金融の即日融
資システムです。

消費者金融の審査は不動産や保証人を不要としており、申込者の信用力を担保にして融
資の可否を決定します。

審査項目は、基本的な氏名、年齢、住所、勤務先、勤続年数、収入などの他に、信用情
報機関の個人データを基に、スコアリング・システムを用いて審査を行っていきます。
昨今、信用情報機関の個人データの精度が向上したことで、審査の迅速化に貢献したと
いわれています。

大手の消費者金融の殆どは、審査専用の端末を用いて、必要なデータを入力するのみで、
自動的に与信限度額が提示されるようになっています。

一昔前のように、店舗の窓口で融資担当者と直接面談審査をしていたのは、遠い過去の
話になってしまいました。