消費者金融

期限の利益の喪失とは

期限の利益とは、金銭消費賃借契約で締結した毎月の返済額を履行すれば、残りの融資
額は翌月以降の各月の支払日まで支払わなくてもよいという利益が貸主にあるというこ
とです。

期限の利益を喪失するとどうなるかといいますと、分割払いの約束がなかったことにな
り、その際に残っている借り入れ額のすべてを一括で支払わなければならなくなります
。つまり、「一括返済しなさい」ということです。

これは、毎月の返済が不履行になった際、督促の通知が来たにもかかわらず履行しなか
った場合、約三か月ほどで期限の利益の喪失通知が送付されてきます。

貸金消費賃借契約書

金融業者との金銭のやり取りには貸金消費賃借契約書を交わしますが、その中の条項に
は必ず期限の利益の喪失が含まれています。内容は以下の通りです。

  1. 支払い期日に分割支払金の支払いを滞納し、貸主から〇日以上の相当な期間を定めてその支払いを書面で催告されたにもかかわらず、その期間内に支払わなかったとき
  2. 差し押さえ、仮差押え、保全差し押さえ、仮処分の申し立て、または滞納処分を受けたとき
  3. 破産、会社整理、特別清算、会社更生の申し立てをうけたとき、または自らこれらの申し立てをしたとき
  4. 本契約上の義務に違反し、その違反が本契約の重大な違反になるとき
  5. その他、借主の信用状態が著しく悪化したとき

上記の項目のいずれか一つに該当した際は、期限の利益を喪失して残債務のすべてを一
括払いしなければならない旨が定められています。消費者金融での契約の場合は、ほと
んど(1)のケースが殆どです。

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もっとも、一カ月の返済額も支払えないような人間に一括払いなど出来るはずもなく、
たいていの場合は債務整理に向かうようです。